DeFiの世界では、さまざまなブロックチェーン上で仮想通貨が管理されています。
ブロックチェーンは50種類以上と多く、最初のうちは混乱しがちですが、本記事の内容を知っておくだけでDeFiを理解するスピードは上がると思います!
今回は Ethereum (イーサリアム)やBSC(バイナンススマートチェーン)などの主要なチェーンについて簡単に解説します。
もくじ
すべての仮想通貨は、ブロックチェーン上で管理されていて、ブロックとブロックをチェーンのようにつないで分散化されています。このチェーンにはいろいろな種類があります。
Ethereumがもっとも有名ですが、BSCとかPolygon(ポリゴン)などがチェーンの名前になります。
時価総額が大きい主要なチェーンとTVL(時価総額)はこんな感じになってます↓
①Ethereum 1,714億ドル
②BSC 202億ドル
③Solana 146億ドル
④Terra 108億ドル
⑤Avalanche 88億ドル
⑥Toron 60億ドル
⑦Fantom 54億ドル
⑧Polygon 51億ドル
※1兆ドル=113兆円
Ethereum は、けた違いですね!
それぞれのチェーンには特徴があって、 Ethereum は、セキュリティーが非常に強固なので機関投資家や大口の個人投資家が運用していますが、手数料が高いので個人は運用しにくい状況になってます。
Ethereum より手数料を安くしたり、処理スピードを速くして Ethereum の替わりのチェーンとして、いろいろなチェーンが開発されてきています。
さらに、EVM互換といって Ethereum で開発されたプロジェクトをフォーク(コピー)して利用できるようになっているチェーンが多く、BSC、Avalanche 、Polygon、Fantomは EVM互換 です。
※EVM=Ethereum Virtual Machine
図で表すとここんな感じです↓
それぞれのチェーン内で取引するとガス代と呼ばれている手数料が必要です。
ガス代として支払う通貨はチェーンによって決まっていて、この通貨を基軸通貨といいます。
国と同じで、日本では円、米国ではUSドルみたいなイメージで、
先ほどの図落とすとこんな感じになってます。↓
よく混同されがちですが、「Ethereum」というのはチェーンの名称で「ETH」は基軸通貨の名前です。
ちなみに各基軸通貨の価格はこんな感じです↓
ETH 4,127ドル
BNB 491ドル
SOL 204ドル
LUNA 44ドル
MATIC 1.5ドル
AVAX 66ドル
FTT 3ドル
それぞれ発行枚数がかなり違うので一概には言えませんが、チェーンが使われるようになると基軸通貨の価格も上がる傾向にあります。
なので Ethereum 以外の、どのチェーンが今後伸びてくるかが重要なポイントです。
私はなんだかんだBSCが伸びてくるのではないかと思ってます。
チェーン内で取引されている仮想通貨は基本、そのチェーンの中でしか使えません。
例えば、名前は同じUSDCでもBSCのUSDCとPolygonのUSDCでは別ものになります。
なので別のチェーンに通貨を移したいときは、いったん取引所にもどしてから送りなおしたりする必要があり、手数料もかかるしけっこう面倒くさいです。
これを解消してくれるのが、ブリッジといって直接チェーン間を結んで、取引所を介すことなく1回で送金してくれるまさに架け橋のような存在です。
またまた先ほどの図で落とすとこんな感じです↓
使ってみるとわかりますがブリッジはすごく便利です。
ブリッジできるサイトはいろいろありますが、わたしはこのあたりをよく使っています。↓
ブリッジはまだまだ発展途上で毎回うまく送金できるかドキドキしますが、今後は扱えるチェーンや通貨も増えてどんどん使いやすくなっていくと思います。
※Allbridgeでブリッジする方法はこちらを参考にしてください。